好評御礼 アビコ青年のディベート事件簿 File2

こんにちは。BURNING MINDのアビコです。

前回は「そもそもディベートって何?」をテーマにお話をさせて頂きました。
本日は、さらに一歩踏み込んで参ります。

テーマは「BURNING MINDが提唱する《ネオ・ディベート》って何?」です。

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「ああ…気が重い…」

色んな人と関わる毎日。
時には対人関係で心を痛めることも少なくありません。

社会人は人と接する機会の連続です。
仲の良いお得意先様や、
気心の知れた社内の人だけなら苦労もありませんが、
実際はそう簡単にはいかないものです。

「このお客さんは、どうも話が続かないな…」
「あの上司はちょっと苦手だな…」

実はそんな時こそ、ディベート
は心強い味方になってくれます。

ただ、それは…

ディベートなら気に入らない人でも、言葉で言いくるめてしまえるから」では決してありません。
「言葉だけ」では、いくらディベート
でも限界があります。

なぜなら、「人間は感情の生き物」だからです。

相手に「(なんかむかつくー!)」と思われてしまったら、
いくら論理的な言葉を重ねても、きっと相手の心には響きません。
「心を閉ざしてしまった」状態ですね。

では、どうすればいいのか?

その疑問に答えてくれるのが、
BURNING MINDが提唱する「ネオ・ディベート」です。

ネオ・ディベートとは、論理力の強化に加えて、
「人間心理」まで意識して体系化したディベートのことです。
「実社会で使えるディベート」と言われる所以(ゆえん)が、ここにあります。

人間心理に影響を与えるものは、何も論理的思考ばかりではありません。

情熱的に話していれば、「とても気持ちのこもった話だな…」と、
相手にプラスの印象を持ってもらえます。

相手の話を、笑顔で相づちを打ちながら興味深く聴けば、
「ああ、自分の話に興味を持ってもらえて嬉しいな…」と感じてもらえます。

つまり、「話し方」や「聴き方」ひとつでも、
相手に与える印象を大きく変えることができるのです。

「聴き方」「聴く姿勢」と言えば、昨年のベストセラー
「聞く力 心をひらく35のヒント」(阿川佐和子著・文芸春秋)には、そのエッセンスが満載です。

聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))

聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))

本書で阿川さんは仰っています。

「聞き上手というのは、必ずしもビシバシ切り込んでいくことだけではないのかもしれない。
相手が『この人に語りたい』と思うような聞き手になればいいのではないか。
こんなに自分の話を面白そうに聞いてくれるなら、もっと話しちゃおうかな。
あの話もしちゃおうかな。そういう聞き手になろう。」

つまり、理詰めで相手に迫るよりも、
「相手の声に、言葉に、興味関心に、全身全霊で耳を傾けることのほうが、相手の心を開けることもある」ということです。

前回のコラム「相手の言葉を受け止める」にも通じるものがあります。

もしも、「相手に心を開いてもらえる姿勢」を身につけた人が
さらに「論理的で説得力のある話し方」まで出来れば…
もう、鬼に金棒ですよね。

相手と心を通わせる、真のコミュニケーションの達人。
そんな世界への道しるべ、それが「ネオ・ディベート」です。

本日もありがとうございました。

以上

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