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こんばんは
今日はうれしいニュースをひとつ。
日本の象徴ともいえる富士山が
6月22日に世界遺産としての登録が決定した。
ユネスコの世界遺産一覧表に記載される名称は、
「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」。
ノーベル賞や国民栄誉賞といった
人物に与えられるニュースももうれしいけど
日本の文化遺産として世界に認められたのは喜ばしい限りね!!
BURNING MINDが、ディベートや人間力を鍛える場として
長いこと富士山の麓の施設で合宿してきた。
一部では「地獄の合宿」ともいわれ
メンバーの中には「富士山」と聞くだけで
食事がのどを通らなくなる人間もいるとか・・・
でも、富士を通過して一回り大ききなって帰ってくる。
だから
メンバーにとっても世界遺産登録は感慨深い。
今回の世界遺産登録にあたっては
近藤誠一文化庁長官をはじめとした
現場での交渉技術の成果でもあった。
「必ず世界に認めてもらおう」という強い想いとともに
審査する各国の評価を得ていかなけでばならない。
三保松原(みほのまつばら)を除外すべきという国を中心に
「どの点がダメなのか?どうすれば理解してくれるのか?」を
丁寧にまわって説明した。
太田龍樹の著書『話し方に自信がつく100の法則』(中経出版)
法則55によると
「質問する前に相手の話をよく聞くことが大事」だと書かれてる。
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どの国がどの点で反対なのか事前に情報を収集していた。
そして、質問をなげかけ、相手の話をよくきき、
自分に有利な回答を引き出すという、
素晴らしい交渉術を実践したと思うわ。
「難しければ無理にねじ込むことはしない」という
近藤長官のふところの深さもよかったのかしら。
2丁目では「あのロマンスグレーの熟練した
物腰の柔らかさがよかったんじゃない」と
評価されているわ。
交渉力、情熱、人間力、
すべてを駆使した今回のユネスコでの最後の12日間。
結果、ほぼ除外が確定的だった三保松原を含む
世界遺産登録を勝ち取った。
静岡、山梨の現場でも苦節20年の悲願。
ただし、2016年には世界遺産委員会に
保全状況報告を提出することが求められている。
今回は、「自然遺産」ではなく「文化遺産」なのね。
つまり、商業主義の世界遺産ではなく
文化遺産として質の高い観光地であることが求められる。
もちろん、ごみ問題などの自然環境の質を高めながら。
ここがまた新たなスタートね。
今回「武家の古都・鎌倉」の取り下げは残念だったけど、
また一つでも日本のすばらしさを世界に知ってもらいたいわね。
新宿2丁目が世界遺産になる日はまだ遠いと思うけど・・・
それではまた
BY ひろ☆たかさわ