読者の皆様


使えるディベートセミナー』運営事務局長を務める奥山です。
まさに酷暑とも言うべき夏日が続いています。
エアコンの効いた部屋から一歩も出ないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回のお題は「対極から見ることの重要性」です。

実は最近、ダイエットを目的としてジョギング(ウォーキング?)をしています。
お盆期間は仕事がお休みだったこともあり、主に夕方に走っていたのですが、
日中の猛暑と比べると、夕方の心地よさは、地獄と天国ほどの違いがあります。
涼やかな風と穏やかな夕日の中にいるだけで、楽しい気分になってきます。

目をひいたのは、結構多くの人が同じように夕方を楽しんでいることです。
老年の夫婦が仲良く散歩していたり、親子連れがサイクリングしていたり、
壮年の男性がジョギングしていたりと、皆それぞれ、
涼しい夕方のひとときを楽しんでいるように見えます。

『暑すぎて不快な夏』という意見はひとつの見方です。
しかし一方、『暑すぎるからこそ涼しさの心地よさに気づく』という側面もあります。
そう考えると、『日中の酷暑』と『夕方の清涼感』がセットで夏を形成していることに気づきます。
例えるなら、サウナ風呂と水風呂もそんな関係にあるかもしれません。

大切なポイントとしては、『ひとつの見方に偏らない』こと。
その上で、『真逆の発想をしてみる』ことです。
BURNING MINDでは、これを『スイング思考』と呼んでいます。

例を挙げると、以下のような感じです。

 『雨降りはやだな』 ⇒ 『水不足の解消になるな』
 『元モー娘。の矢口はダメだな』 ⇒ 『過剰なストレスに晒されていたのかな』
 『原発再稼働、大丈夫かな』 ⇒ 『原子力技術の衰退を免れたぞ』

京セラ、KDDIの創業者であり、日本航空を見事再建した、
稲森和夫・日本航空名誉会長は以下のように述べています。

 『安全なくして、この会社が存在するわけがない。安全は一番大事なんだ。
  だけど、その大事な安全を守るためにはお金がかかるだろう?
  だったら、安全を守るためには、利益も生まないと駄目なんだ。』

『安全』『利益』という一見すると相反する概念を見事に融合していることが分かります。
対極になる概念を行ったり来たりする点に『スイング思考』の真髄があるのです。


当たり前のことですが、物事には必ず二つの(二つ以上の)側面があります。
その点を強く意識することこそが、『ひとつの見方に偏らない』ことに繋がります。
簡単そうに聞こえますが、実践は意外と難しいです。

他部門・他部署との会議を例を挙げて説明します。

立場が違う組織の打ち合わせでは利害の衝突は当たり前のように発生します。
そのような場では、『自分の部門』の立場を強調する発言に終始してしまうことはないでしょうか?
お互いが『自部門の利益』を主張しあっていては、平行線を辿るばかりです。
ましてや、『相手を非難・攻撃』するようでは本末転倒です。

一方、利害調整やコミュニケーションが上手と言われる人を見ると、
『相手の立場』を理解した上で、『自分の立場』も守りつつ、
建設的な意見につなげていく方が多いように思います。

 
ディベートでは、
必ず対極にある立場(つまり肯定側・否定側)に身をおかなくてはなりません。
日常では訓練できない思考方法が自動的にインストールされる仕組みになっています。

「対極から見るコツ」を身につけたい方は、是非BURNING MIND使えるディベートセミナーを受講してみて下さい!
真のコミュニケーション上手になる為のヒントが満載です!!

以上

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