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こんばんわ
暑さがひと段落したら今度は全国で大雨。
日本の異常気象もなんだか怖いわね。
今年は関東大震災から90年。
阪神淡路・そして東日本の震災、
その他、台風や水害など天災で被害にあった多くのかたのことを
決して忘れてはいけない。
でも、人間というのは
時間と共に忘却する悲しい生き物。
決して「風化」させてはいけないのよね。
漫画 「はだしのゲン」が
松江市の教育委員会で
学校図書室から閉架されたことが問題となった。
その結果、
「市民の議論の基になる教科書的存在を提供するのが図書館の役目」
として、閉架措置が撤回された。
絶対に起こしてはならない戦争の悲惨さを
作者の故・中沢啓治さんの実体験をもとに伝えていく。
風化させてはいけないし、
大人の論理で物事を隠ぺいしてはいけないという。
その通りだと思うのよね。
はだしのゲン 文庫全7巻 完結セット (中公文庫―コミック版)
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でも、なぜ教育委員会がそのような閉架措置をとったのか?
政治的な圧力が無いのだとしたら、
そこには「教育」という、一言には語れない永遠のテーマが存在する。
戦争の残虐性や性的描写を
幼少期の子供たちにみせては悪影響であるという
「倫理」の考え方。
この倫理についてはこれ以上ここでは論じられないけど、
善悪の判断がつかない、精神的なストレス耐性が弱い、
子供たちを守るのが親や教師の大事な務めというのも
理解できるわ。
今回の、学校と教育委員会のやり取りを問題にしているのはわかるけど
大事なのは、この「教育」と「歴史の継承」という
ふたつの大問題をしっかり議論したかどうかじゃないかしら?
太田龍樹は、自身の著書『話し方にもっと自信がつく100の法則』(中経出版)
法則12において、「複数の立場から考えれば解決策が見える」と述べている。
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この問題の価値観はとても大きくて深いはず。
「平和」という人間の生命に最も重要な概念に対して
「教育」というのは、
愛すべき子供たちを正しい方向に導くという
大事な要素がある。
それは、自分の子供であろうとなかろうと同じなのよ。
だから、大人たちはよく考えて天秤にかけなければならない。
「見せてはいけないもの」という発想と同時に、
戦争の悲惨さを風化させず、後世に語り継ぐという
絶対に守らなくてはならない教育を
忘れてはいけないのね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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