アビコ青年のネオ・ディベート事件簿 file 31

ほぼ月イチコラム アビコ青年のネオ・ディベート事件簿 file 31

本日のテーマは「プロレスに学ぶ人間学菊地毅選手〜」です。

■プロレス人気が再燃

最近、若い女性を中心にプロレス人気が再燃しています。
「プロレス女子」という言葉もあるそうです。

BMメンバーはプロレスに造詣の深い面々がそろっています。
思い起こせば中学時代、私も熱心な全日本プロレスのファンでした。

今ふり返っても、数々の名勝負が繰り広げられました。
ジャンボ鶴田選手、スタン・ハンセン選手らトップ選手に対して、
その後のプロレス界を牽引する三沢光晴選手、小橋建太選手ら若手が台頭した時代。
命を削り合う、壮絶な試合の連続でした。

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■異彩を放つ「菊地毅選手」

その中で、今でも印象的なのは菊地毅(きくち・つよし)選手です。
プロレスラーとしては小柄な選手で、さほど派手さもありません。

しかし、その魅力は攻撃力よりも、
むしろ相手の技を「とことん受けまくる」ファイトスタイル。
巨体の選手が繰り出す打撃系、関節系の攻撃を、
わずか177?の体で真正面から文字通り「受け止めて」しまいます。

その見事なまでの技のキメられっぷり、弾き飛ばされっぷりは、
見る者が目を疑うほど壮絶…。
もはや達人の域に達し、「やられの美学」と称されるほどでした。

それでも決してギブアップしない不屈の根性、
相手の攻撃をとことん受けまくる菊地選手の姿に、
ファンは心を奪われずにはいられませんでした。
攻撃を受ければ受けるほど、圧倒的に多くのファンを味方に引き入れます。
関節技から逃れて形勢逆転した途端、会場が爆発するほど大きな歓声が鳴り響きました。

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コミュニケーションでも大切な「受けの美学」

実は、菊地選手は相手の攻撃を「受けまくる」ことで、
相手の魅力(強さ、持ち味)を最大限に引き出していました。
同時に、それだけ強さが際立った相手に反撃することで、
菊地選手自身の魅力もいっそう際立ちました。

全ては「受ける」ことから始まりました。
結果として、最高に噛み合った名勝負が生まれたのです。

菊地選手の姿勢は、コミュニケーションでも多くのことを教えてくれます。
プロレスの「受ける」という行為は、日常会話で相手の言葉を「しっかり聴く」行為と極めて近い関係にあるからです。

相手の言葉をしっかり聴いて、真摯に気持ちを受け止めます。
「ちゃんと話を聞いてもらえたな…」と相手の方に感じてもらえたら、
次は自分の言葉も受け入れてもらえる可能性が格段に上がります。
結果として、噛み合った、心の通い合った、中身の濃いコミュニケーションが生まれるのです。

話し方にもっと自信がつく100の法則」(太田龍樹著 中経出版)でも、法則53「受けの美学」の大切さを紹介しています。実りある人間関係の第一歩は、まず「受ける(聴く)」ことから始まることが理解できます。

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余談ですが、菊地選手。
今年2月から、出身の宮城県で「焼肉小鉄」の店長に就任されました。
(「焼肉小鉄宮城県黒川郡富谷町富ヶ丘1-15-21)

BMマンも大好きな焼肉。ぜひ一度、小鉄に足を運んでみたいと思います!

以上、アビコレポートでした。

2015/04/15

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