なんで、論理的でないといけないの?(2012年1月23日)

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「なんで、ディベートを学ぶの?」その2


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BMファン&マニアの皆さん。

メルマガ編集長の、イノウエ・シンです。


メルマガ・ミニ講座 第2弾 !!

「なんで、ディベートを学ぶの?」その2

「なんで、論理的でないといけないの?」

です。



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「なんで、ディベートを学ぶの?」

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  メルマガ・ミニ講座 第2弾 第2回

  「なんで、論理的でないといけないの?」
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なんで論理的でないといけないのでしょうか?


「人が生きて行く上で、論理的である事は必須か?」

 と言われれば、答えは「ノー」かもしれません。


それよりも、「正直である」とか、

「愛情深い」とか、大切な事はたくさんありそうです。


では、何故、我々は論理を学ばなければならないのか?


今回は、この問いに迫るため、

「感じる」→「考える」→「伝える」


というコミュニケーションのプロセスにそって


論理的」ということを解析してみましょう。


本日は、一つめの「感じる」についてです。




■「感じる」にも論理は必要


三つのステップの内、一番最初の

「感じる」が一番わかりずらいかも知れませんね。


「感じるって、心で感じるのに、なぜ論理と関係があるの?」

「感じるのは、感性の問題で論理とは関係ないでしょ?」

とおっしゃるかもしれません。



感じる事がにいかに論理と関連しているかを分かっていただくには、

「『論理』とは『区別』する事から始まっている」、ということを

説明する必要があります。


同じものとそうでないもを区別する事、

つまり、

論理的思考とは、具体と抽象を区別し、行き来する事」

といえます。


例えば、

1 バス
2 電車
3 バイク
4 車
5 自転車

を見たときに、

1〜5は、乗り物だ、
1、3、4は、道路を走る乗り物だ
1、4は、四輪だ
3、5は、二輪だ
5だけ、人力だ、



といった具合に、物事を共通項で括ったり(抽象化)、

違いで分けたり(具体化)することです。


この、「分ける、まとめる」つまり「具体と抽象を行き来する」ことが、

できないと、論理的な思考を深めることはできません。


では、この「分ける、まとめる」ことがうまくなるには、どうすればよいか?


答えは、言葉を学ぶことに他なりません。


ちょっと、拍子抜けに聞こえるかもしれませんが、

論理的な思考訓練の第一歩は、言葉を学ぶことです。」



ディベートでも重要になる論理的な思考の一つが、

「具体と抽象を行き来する」という思考方法です。


ある主張や事象に対して、

「詳しく言うと?」や

「一言で言うと?」

という問いを投げかけることです。




例として、ある日常のシーンを上げてみましょう。



その日は、あなたの誕生日!
パートナーが奮発して、
夕食にちょっと高級なワインを
プレゼントしてくれた。


ケースA

パートナー:「どう、いつもよりいいワインよ!」

あなた:  「美味しいね」

パートナー:「うれしい、どんなふうに?」

あなた:  「いや、、とっても美味しいよ・・・」

パートナー:「・・・・・」



ケースB


パートナー:「どう、いつもよりいいワインよ!」

あなた:  「美味しいね、情熱的なワインだね」

パートナー:「うれしい、どんなふうに?」

あなた:  「完熟チェリー、プラムやラズベリーの華やかな香りに
       凝縮感ある果実味が素晴らしいね。」

パートナー:「うれしいわ!!」



もちろん、ワインのウンチクが大切と言っているわけではないのです。

お伝えしたかったのは、

言葉があるからこそ、より具体的に「感じること」が

出来ると言うことなのです。


彦摩呂さんがすごいのは、

味を端的に表す具体的な言葉を沢山持ち、

自在に使いこなしているところです。



これは、「うれしい」などの感情を具体的にとらえられるか?

「哀しい」という感情を具体的にとらえられるか?


という問いでも、理解してもらえると思います。


言葉を持っている人は、自分の言葉で、自分の感情を

整理し、感じていくことが出来ます。
(もちろん伝えていくことも)


かたや、子どもは言葉が少ないので、

漠然と不快になったり、不安を感じ、

泣き叫ぶしかありません。





我々は、何かを考える時はもちろん、

何かを感じる時でさえ、

言葉を使い論理的に具体と抽象の世界を行き来しているということなのです。


裏返すと、言葉の世界で具体と抽象を行き来できない人は、

実は十分に感じる事ができないということです。




豊かな思考はもとより、感覚や感情も実は論理が関与しています。



感性を磨く方法は、たくさんあり、論理力だけではありません。


ただし、感性とまったく逆の立場にある論理も、


ひも解いてみると、実は、感性を高める役に立っているのです。



次回は、「感じる」→「考える」→「伝える」 の


「考える」と論理の関係について、考察してみたいと思います。



お楽しみに!!



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